今平周吾 クラブセッティングの基礎知識と核心ガイド
2026年のセッティングはいつの情報か
この取材記録では、ドライバーがタイトリスト「GT2」の10度、3番ウッドがコブラ「KING LTDx LS」の15度、5番ウッドがテーラーメイド「M5」の19度、ユーティリティがタイトリスト「910H」の21度です。アイアンはヤマハ「RMX VD/R」の4番からPW、ウェッジはボーケイの52度と60度、パターはオデッセイ「ストローク ラボ ブラック TEN」。ボールにはタイトリスト「プロV1x」の2025年モデルが記載されています。メーカーを一社に統一せず、役割ごとに選んでいる構成です。

なお、2026年の記事でもアイアンを「4・5番はRMX VD/M、6番からPWはRMX VD/R」とする媒体があります。一方、この記事が一覧の基準としたGDOの大会取材記録は「4番からPWまでRMX VD/R」です。60度ウェッジの表記も資料間で異なるため、異なる取材記録を混ぜて「唯一の最新セッティング」と扱わないようにします。
大会取材で確認された14本一覧
下の表は、GDOの2026年東建ホームメイトカップ取材ページに掲載された構成です。アイアンは4番から9番までの6本とPWの1本を合わせて7本。これにドライバー1本、フェアウェイウッド2本、ユーティリティ1本、ウェッジ2本、パター1本を加えると14本になります。ボールは使用球として併記し、クラブの本数には含めません。
| 項目 | 基準・内容 | 備考 |
|---|---|---|
| ドライバー | タイトリスト GT2・10度 | ツアーAD PT、60g台・S |
| 3番ウッド | コブラ KING LTDx LS・15度 | ツアーAD PT、70g台・X |
| 5番ウッド | テーラーメイド M5・19度 | ツアーAD TP、80g台・X |
| ユーティリティ | タイトリスト 910H・21度 | ツアーAD DIハイブリッド、95g台・X |
| アイアン | ヤマハ RMX VD/R・4番~PWの7本 | N.S.プロ モーダス3 プロトタイプ・S |
| ウェッジ | ボーケイ SM11・52度 | ダイナミックゴールド ツアーイシュー・S200 |
| ウェッジ | ボーケイ SM8 ウェッジワークス・60度 | ダイナミックゴールド ツアーイシュー・S200 |
| パター | オデッセイ ストローク ラボ ブラック TEN | 大型マレット系 |
| ボール | タイトリスト プロV1x・2025年モデル | クラブ14本には含まない |
表を読む際は、ヘッド名とともにロフト、番手、シャフトにも注目してください。例えば同じ「PT」でも、この記録ではドライバーは60g台のS、3番ウッドは70g台のXです。モデル名だけを見て両方を同じ仕様だと考えると、実際の構成を取り違えます。また「S」「X」は記載された個別クラブの情報であり、バッグ全体を一つの硬さで統一しているわけではありません。
ウェッジの52度と60度の間は、表示ロフトだけで見ると8度あります。ただし、実際の飛距離差はスイングの振り幅、ヘッドの仕様、打ち方でも変わるため、「8度差だから何ヤード空く」とはこの資料だけでは決められません。今平の構成を自分のバッグと比較するなら、モデル名の一致よりも、どの距離をどのクラブで打ち分ける設計かを考えることが重要です。
GT2への変更と旧モデル継続の理由
2025年東建ホームメイトカップのGDO記録では、ドライバーはヤマハ「RMX 116」の10.5度でした。対して2026年の大会取材記録ではタイトリスト「GT2」の10度です。GDOの取材記事によると、今平は開幕前に複数メーカーのドライバーを試し、試合ではGT2を選択しました。GT2について本人は、大きいヘッドながら操作しやすく、従来の振り方に近い感覚で使えることを評価しています。

一方、クラブをすべて新しくしたわけではありません。2026年の取材記録には、5番ウッドのM5と21度の910Hが残っています。ALBA Netが掲載したクラブフィッターの解説では、910Hを使い続ける背景として、飛距離の大きさだけでなく、スピンや縦方向の距離を合わせやすい安心感が挙げられています。これはフィッターによる見立てであり、今平本人がすべての理由を明言したものとして読むべきではありません。
- 5番ウッドのM5、ユーティリティの910Hは2026年の大会取材でも確認できます。
- 52度ウェッジはSM11、60度はGDOの大会取材記録ではSM8 ウェッジワークスです。
- 別媒体ではアイアンの番手構成や60度ウェッジの呼び方が異なります。引用する際は媒体と取材時点を添えるのが確実です。
2025年との違いと変わらない軸
2025年のGDO記録と2026年の同大会取材記録を比べると、目立つ変更はドライバーです。2025年はヤマハ「RMX 116」、2026年はタイトリスト「GT2」。3番ウッドはどちらもKING LTDx LS、5番ウッドはM5、ユーティリティは910H、パターはストローク ラボ ブラック TENとして掲載されています。つまり「全クラブ刷新」ではなく、長く使う番手を残しながら、必要な部分を見直したと読むのが適切です。
ただし、変わっていないのは主にヘッドのモデル名です。2025年のGDO記録では、3番ウッドのシャフトはツアーAD TP、2026年はツアーAD PTと記されています。またアイアンは、2025年の記録では「RMX DD1プロトタイプ」が4~6番、「RMX DD1 ツアーモデルプロトタイプ」が7番~PW。2026年の記録は「RMX VD/R」が4番~PWです。クラブ選びの傾向を語る際にも、年をまたいで細部まで不変だったと書くのは正確ではありません。
パターのTENについても、単に「古いから替えない」と捉える必要はありません。別の2026年取材で今平は、ヘッドの重さを感じて打ちやすく、思い描いた転がりを出しやすいため、ほかのモデルを試しても戻ってくると説明しています。モデルの発売順ではなく、構えたときや打ったときに狙った結果を再現できるか。今平のバッグを見るときは、その視点が手掛かりになります。
アマチュアが参考にする際の確認点
今平と同じモデルを買えば同じ弾道になる、というわけではありません。特に表にあるシャフトの重量帯や硬さ、4番アイアンから始まる構成、60度のウェッジは、誰にでもそのまま適する仕様とは限りません。セッティングを参考にするなら、まず自分のコースで何に困っているかを明確にします。例えば「ティショットの方向が安定しない」「5番ウッドとUTの飛距離が重なる」「グリーン周りで60度を使いこなせない」では、見直すべきクラブが違います。
試打では、各クラブの最長飛距離だけでなく、普段の打ち方で出る距離の幅を比べましょう。5番ウッドとユーティリティが同じくらいしか飛ばないなら、ロフト表示が異なっていても役割が重複している可能性があります。反対に、アイアンの一番長い番手とUTの間が大きく空くなら、その間を無理なく打てるクラブを探す余地があります。今平が旧モデルを残している事実から学べるのは、「新製品に替えないこと」自体ではなく、各番手に任せる仕事を見失わないことです。
ウェッジも52度と60度という数字だけをコピーせず、普段使うPWのロフトとフルショットの距離、短いアプローチで必要な球筋を先に確認してください。60度でボールを上げる場面が少ない人なら、間の距離を埋める番手のほうが使いやすい場合もあります。パターはヘッド形状の評判より、狙った方向に構えやすいか、距離感を繰り返し出せるかが比較の出発点です。購入前に、使うボールも含めて同じ条件で試すと違いを整理しやすくなります。
今平周吾の2026年大会取材時の14本は、GT2を新たに選びつつ、M5や910H、TENなど使い慣れたクラブを残した構成です。ただし、報道間でアイアンや60度ウェッジの表記に差があり、プロ自身も調整を続けます。セッティングを紹介する記事としては取材時点と出典を明示し、ゴルファー自身の選択としては「どのクラブが自分の距離とミスに合うか」を試打で確かめる。その二つを分けて考えることが、今平のバッグを最も実用的に読む方法です。

週刊ゴルフダイジェスト 2026年 09/29・10/06号 [雑誌]
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