堀琴音のクラブセッティングと選び方の核心
まず確認したい取材時点と14本の全体像
「堀琴音 クラブセッティング」を調べると、ドライバーがキャロウェイの「ROGUE ST ◆◆◆」と書かれた記事と、「QUANTUM ◆◆◆ MAX」と書かれた一覧の両方が見つかります。これは必ずしも片方が誤りという意味ではありません。ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)の記録では、2025年日本女子オープンの取材時はROGUE ST ◆◆◆、2026年ダイキンオーキッドレディスの取材時はQUANTUM ◆◆◆ MAXです。使用クラブは試合や調整によって変わり得るため、本記事では後者を一覧の基準とし、前者との違いを明示します。

2026年のGDO取材データを番手で数えると、ドライバー1本、フェアウェイウッド3本、ユーティリティ2本、アイアン5本、ウェッジ2本、パター1本の計14本です。アイアンは6番からピッチングウェッジまでで、5番アイアンの代わりに5Uを入れています。ボールは本数に含めません。掲載データはあくまで取材時点の記録であり、今バッグに入っている14本を常に保証するものではありません。

セッティングの見どころは、新製品と旧モデルをブランドに縛られず組み合わせていることです。2026年の取材ではドライバーにQUANTUMを記録する一方、ユーティリティとアイアンには以前から使用するモデルが残っています。クラブ名だけを追うよりも、「どの距離を、どんな弾道で打ちたいのか」という番手ごとの役割に注目すると、堀の選択が理解しやすくなります。
2026年取材時の使用クラブ一覧
以下はGDOの2026年ダイキンオーキッドレディス取材ページに掲載されたモデル、ロフト、シャフトを整理したものです。ロフトが掲載されていないアイアンやパターについては数値を補っていません。ボールは表の末尾に参考情報として記載しています。
| 項目 | 基準・内容 | 備考 |
|---|---|---|
| ドライバー | キャロウェイ QUANTUM ◆◆◆ MAX、10.5度 | Tour AD HD、50g台・S |
| 3番・5番ウッド | キャロウェイ パラダイム Ai スモーク MAX、15度・18度 | Tour AD HD、50g台・S |
| 7番ウッド | テーラーメイド Qi35、21度 | Tour AD HD、50g台・S |
| 4番・5番ユーティリティ | ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR、23度・25度 | GDOの表記は2010年モデル。MCH、60g台・S |
| 6番アイアン~PW | ブリヂストン ツアーB X-CB、2016年モデル | GDOの掲載表記はMCH、80g台・R |
| ウェッジ | ジューシー tT、51度・58度 | N.S.PRO 950GH・S |
| パター | スコッティキャメロン FUTURA X DUALバランス | 掲載ページにロフト・長さの数値記載なし |
| ボール | ブリヂストン TOUR B X<2026年> | クラブ14本の本数には含めない |
資料を横断してスペックを確認する際は、表記の違いにも注意が必要です。X-DRIVE GRユーティリティをGDOは「2010年モデル」と記していますが、ALBAの2025年の記事では「2012年発売モデル」と紹介しています。また、GDOの2026年掲載ではアイアンシャフトが「MCH 80g台・R」、ALBAと別のギア記事では「MCI 80R」です。これらを無理に同一の仕様として扱わず、表には取材元の記載をそのまま示しました。中古クラブの購入やシャフトの再現を考えるなら、製品名だけでなく現物の刻印と仕様を確認してください。
ドライバーと長い番手の組み方
2026年のGDO取材では、ドライバーはロフト10.5度のQUANTUM ◆◆◆ MAXです。一方、2025年日本女子オープンの取材記録は、同じく10.5度のROGUE ST ◆◆◆でした。さらに、2026年4月公開の「みんなのゴルフダイジェスト」では、堀が新作クアンタムも試しつつ、ROGUE STへの信頼を語ったと報じています。したがって「2026年は完全にQUANTUMへ固定した」と断定するのではなく、取材時点によって報告されたドライバーが異なる、と読むのが正確です。
ドライバーから7番ウッドまでの4本には、GDOの2026年取材データでいずれもTour AD HDの50g台・Sが記載されています。2025年の取材でも同じ系統のシャフト構成です。一般的な「番手が短くなるほどシャフトを重くする」という組み方をそのまま採らず、ウッド類の振り心地をそろえる点が特徴です。ただし、重量帯とフレックスが同じでもクラブの長さやヘッドは異なるため、4本がまったく同じ感覚で振れるとまでは言えません。
3番ウッド15度、5番ウッド18度、7番ウッド21度の先に、4U23度と5U25度が続きます。数字だけを見ると7Wと4U、4Uと5Uのロフト差は小さめですが、実際の飛距離差はロフトだけでは決まりません。クラブの長さ、打ち出し、スピン、着地後の転がりも含めて、狙いたい距離を打ち分けられるかが重要です。ここは堀のバッグを模倣する際にも、単なるロフト一覧で終わらせず確かめたい部分です。
- ドライバーのモデル名を確認するときは、「何年の、どの大会で取材した記録か」まで見る。
- 7Wと4Uのようにロフトが近いクラブは、練習場の飛距離だけでなく、高さと着地後の転がりも比べる。
- シャフトを参考にする場合は、重量帯・硬さの表記だけでなく、実際に振りやすいかを試打で判断する。
堀のウッド構成から学べるのは、「特定の50g台・Sを全員が使うべき」ということではありません。同じ番手でも人によって振りやすさも球の高さも変わります。自分のセットなら、まず長い番手で打ちたい距離が重複していないか、苦手な番手がバッグの中で空席になっていないかを確認するほうが、製品を一式買い替えるより目的を明確にできます。
旧型ユーティリティとアイアンを使う理由
堀がとりわけ重視しているのが、ツアーステージ X-DRIVE GRのユーティリティです。2025年日本女子オープン後の取材で、本人はユーティリティを「生命線」と表現し、モデルを変えずに使い続けたい意向を語っています。2026年の別の取材では、グリーンでよく止まり、予想外に飛び過ぎる心配が少ないことを気に入っていると説明しました。求めているのは最大飛距離より、長めの距離からでも狙った範囲に運べる信頼感だと読み取れます。
7Wの次に4U・5Uを置き、アイアンは6番から始める構成も、この考え方とつながります。長いアイアンを無理に採用せず、ユーティリティに役割を任せる配置です。ただし、プロと同じ23度・25度を入れるだけで同じ球が打てるわけではありません。自分が現在使っている7W、ユーティリティ、6番アイアンをそれぞれ数球ずつ打ち、平均のキャリーとミスしたときの傾向を比べれば、距離の重複や空白を見つけやすくなります。
6番からPWまでのツアーB X-CBは、2016年モデルとして掲載されています。新しいクラブへ頻繁に入れ替えるより、長く使って結果を予測しやすいものを残す姿勢が、ユーティリティと共通しています。ただし、同じヘッドを長期間使っている事実だけで、誰にでも扱いやすいアイアンだとは判断できません。中古品を探す場合は、ヘッドの傷や溝の状態に加え、装着シャフトが資料で見た仕様と一致しているかも確認したいところです。
ウェッジとパターから学ぶ実践的な選び方
グリーン周りでは、ジューシー tTの51度と58度を使用しています。GDOの2026年取材ページでは、両方のシャフトがN.S.PRO 950GH・Sと記載されています。ピッチングウェッジから先にこの2本を置く構成ですが、掲載情報だけではPWのロフトや各クラブの実測飛距離までは分かりません。「51度と58度の間が7度あるから必ず飛距離の穴ができる」とも、「この2本だけで誰でも十分」とも決めつけず、フルショットと振り幅を抑えたショットの距離を確かめる必要があります。
パターは、2026年取材時の一覧にスコッティキャメロン FUTURA X DUALバランスが載っています。ただし、過去にほかの長尺パターも使っており、一つのパターだけを継続してきたわけではありません。2025年日本女子オープン後には、4日間を通じて良いパッティングができたことが自信になったと語っています。パター選びでも、見た目や選手との同一モデルにこだわるより、構えたときの安心感、狙った線への打ち出しやすさ、距離感を確認することが大切です。
堀琴音のクラブセッティングを自分の買い物に生かすなら、まず現在の14本を書き出し、各番手の「平均キャリー」「高く上がるか」「左右のばらつき」「よく使う場面」を記録してみてください。そのうえで、距離が重なる番手や、使う場面がない番手を見直します。堀のバッグで目を引くのは旧型クラブの長期使用や複数ブランドの組み合わせですが、より重要なのは、一つひとつのクラブに信頼できる役割があるかどうかです。取材ごとの変更も踏まえ、製品名は参考情報として扱い、自分の球筋とコースでの用途を優先しましょう。

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