香妻陣一朗のクラブセッティングと14本の核心
2026年の使用クラブを一覧で確認
香妻陣一朗のクラブセッティングとして、2026年9月時点で確認できる詳しい取材資料は、同年の「前澤杯 MAEZAWA CUP」で撮影されたものです。軸となるのはキャロウェイのドライバー、X FORGEDアイアン、OPUSウェッジ。そこにピンの3番ウッドを組み合わせています。ただし、この資料は練習日の撮影であり、掲載されたクラブは合計15本です。「2026年の試合で、この一覧どおりの15本を使用した」という意味ではありません。

まずはモデル名だけでなく、番手とロフトに注目してください。ドライバーの下には15度の3番ウッド、18度の5番ウッド、19度のUWが並びます。アイアンは4番からPWまで、ウェッジは48度・54度・60度です。ロフトが近い5番ウッドとUWの両方が掲載されている点こそ、この一覧を読む際に最も注意したいところです。どちらを試合でバッグから外したかは、参照した取材資料だけでは確定できません。
以下の表は、同大会の練習日に掲載された構成を整理したものです。シャフトの重量帯や硬さも、取材で示された範囲にとどめています。クラブ名に入る「2024年」「2026年」は製品のモデル年を示し、撮影日やその後の継続使用を保証するものではありません。
| 項目 | モデル・番手 | シャフトなどの備考 |
|---|---|---|
| ドライバー | キャロウェイ QUANTUM ◆◆◆ MAX/9度 | VENTUS TR BLUE、60g台・X |
| 3番ウッド | ピン G440 MAX/15度 | VENTUS TR BLUE、70g台・X |
| 5番ウッド | キャロウェイ QUANTUM ◆◆◆/18度 | VENTUS TR BLUE、80g台・X |
| ユーティリティ | キャロウェイ APEX UW/19度 | VENTUS TR BLUE、80g台・Xと取材記事に記載 |
| アイアン | キャロウェイ X FORGED〈2024年モデル〉/4番~PW | ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー、X100 |
| ウェッジ | キャロウェイ OPUS/48度・54度・60度 | ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー、X100 |
| パター | オデッセイ ミルドコレクション TX #6M$ | 取材記事でエースパターとして紹介 |
| ボール | キャロウェイ CHROME TOUR X〈2026年モデル〉 | クラブの14本には数えない |
シャフト表記には資料間で細部の差があります。たとえばUWについて、2026年の取材記事は「VENTUS TR BLUE、80g台・X」と記していますが、選手別のクラブ一覧には銘柄が明記されていません。また、2025年のUWは70g台・Xと報じられています。前年の数値をそのまま2026年の仕様として転記しないようにしましょう。
ドライバーと長い番手の選択理由
その下の番手は慎重に読みたい部分です。2026年の練習日一覧には、18度のQUANTUM ◆◆◆ 5番ウッドと、19度のAPEX UWが両方載っています。数字上のロフト差はわずか1度でも、実際の飛距離差や球の高さはクラブの長さ、ヘッド形状、打ち方によって変わります。だからこそ、ロフトだけを見て「同じ距離のクラブが2本」と断定はできません。ただし、試合用の14本を考える際に比較候補となる位置にあることは確かです。
一般のゴルファーが参考にするなら、3番ウッド、5番ウッド、UWを名前だけで選ばず、それぞれを芝の上から打って確認することが大切です。ティーアップしたときだけよいクラブと、フェアウェイから安定して高さを出せるクラブでは役割が異なります。測定時にはナイスショットの最大飛距離だけでなく、普段の一打で出る飛距離、左右の散らばり、必要な高さを比べると、バッグに残す一本を決めやすくなります。
アイアン・ウェッジ・パターの構成
アイアンは「X FORGED」の2024年モデルを4番からPWまで7本そろえ、シャフトはダイナミックゴールド EX ツアーイシューのX100です。2025年のLIVゴルフ・コリアの14本にも同じモデルと番手構成が掲載されており、2026年も継続している部分といえます。新製品が出るたびに一式を替えるのではなく、距離感や構えたときの安心感を維持したい番手を残していることが、年をまたいだ掲載内容から読み取れます。
ウェッジはOPUSの48度・54度・60度で、こちらも2025年の取材内容と一致します。表示ロフトは6度ずつ離れていますが、それだけで実際の飛距離が等間隔になるわけではありません。PWから48度へのつながりも含め、フルショットと振り幅を抑えたショットの両方で確認する必要があります。48度を短い距離のフルショット、54度や60度をグリーン周りの多様な状況にどう割り振るか、という視点で見ると、この3本構成の意味を考えやすくなります。
- アイアンは4番~PWの7本。長い番手まで同じモデルでそろえた構成です。
- ウェッジは48度・54度・60度の3本。PWとの距離のつながりも確認したい並びです。
- パターの掲載モデルはミルドコレクション TX #6M$。2026年の取材では別モデルも試していました。
- ボールは2026年の前澤杯取材でCHROME TOUR Xと報じられましたが、本人は継続使用をまだ決めていない旨を語っています。
練習日の15本と試合の14本は違う
「香妻陣一朗のクラブセッティングは15本なのか」という疑問への答えは、取材時点を分ければ明快です。2026年前澤杯の公開一覧は、練習日に撮影したため15本と明記しています。一方、ゴルフ規則4.1bでは、ラウンドを14本を超えるクラブで始めたり、ラウンド中に14本を超えて持ったりすることはできません。練習日に試すクラブの一覧と、試合のラウンドで持つクラブの上限は別の話です。
掲載内訳を数えると、ドライバー1本、フェアウェイウッド2本、UW1本、アイアン7本、ウェッジ3本、パター1本で合計15本です。ここから試合に向けて1本を外す必要がありますが、公開資料は「どの1本を外したか」までは明示していません。18度の5番ウッドと19度のUWは比較したくなる組み合わせでも、ロフトが近いことだけを根拠に、どちらかを外したと決めつけることは避けましょう。取材記事の見出しに「14本」とあっても、本文末尾には練習日撮影のため15本と注記されています。
この違いは、ほかのプロのセッティング記事を読む際にも役立ちます。撮影が練習日か試合日か、試打中の候補が含まれるか、モデル一覧が何本に相当するかを確かめるだけで、誤解は大幅に減らせます。なお、14本は「必ず14本持たなければならない」という意味ではなく、上限です。自分のバッグを見直すときも、使わない一本を形式的に足すより、各クラブの役割が重複していないかを先に考えるほうが実用的です。

2024年からの変化と参考にする方法
この変遷から学べるのは、「プロと同じ硬さのシャフトを選ぶこと」ではありません。VENTUS TR BLUEのXやアイアンのX100は取材時の香妻の仕様であって、すべてのゴルファーに適するという証拠ではないためです。まず自分のショットで、ドライバーは狙った方向へ打ち出せるか、長い番手は芝から必要な高さが出るか、ウェッジは距離の空白がないかを確かめてください。製品名は試打候補を探す入口とし、最終判断は自分の弾道とコースでの使いやすさに置くのがよいでしょう。
たとえば5番ウッドとUWのどちらかで迷ったら、練習場のマットだけで結論を出さず、可能なら芝からの打ちやすさも比べます。平均的な飛距離が近くても、一方は高く上がって止めやすく、もう一方は風の中で使いやすいかもしれません。香妻の2026年の15本が示すのは、完成済みの「正解セット」ではなく、試しながら14本へ絞り込む過程です。気になるモデルを見つけたら、撮影時点と掲載本数を確認したうえで、自分のバッグに足りない役割を埋める一本かどうかを判断してください。

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